考え方がおかしいということは誰も教えてくれない
考え方がおかしいということは誰も教えてくれない。
ただ、自分に合わない考えと判断された場合には冷たくされたり放置されたりするぐらいだ。
自分の考えが正しいよと説得しようとする人もいる。
説得された人は納得いかないことが多い。
どちらにしろ、自分の考えをただそうという気持ちだったり、このままでは立ち行かないと自分で判断できた場合にしか人は考えを変えるという行動にでることができないのだ。
メンタルクリニックに行っても、自分の話に共感してもらうだけでいい、ということは自分から考えを変えることを引き出しているとも言える。先生にいくら何を言われても納得できないのだ。
自分の考えという黒くてモヤモヤしたもの、当たり前となっている自分の常識。これは意識しないとおかしいということに気が付かないままだ。
例えば、料理。私の中で料理は誰かが作ってくれて自分が作る必要のない至極面倒くさいこと、という考えがある。これは明らかにしないと、まっくろくてわからないままの考えだ。
作ってくれる人がいなくて自分が作って健康管理しないと、体調がおかしくなってくる。
この場面に直面して初めて自分の考えがおかしいということに気づく。
こびりついた真っ黒い考えは自分の中で変えがたいものとなっているので、自分で料理することがなかなかできない。
考え行動し、自分で自分のことをすることは楽しいことでもある、それが生きることである、という考えにシフトすると、料理はそんなに苦でなくなる。
実際私がそう思うことによって楽になれた。
他人に対しても、そんなに重要に扱わなくていいと思うことによって、消耗することもなくなった。
自分ひとりが苦しんでいるだけで、考え方がおかしいということは誰も教えてくれない。
学校で学んだのか、親や友達から学んだのか、歪んだ思考というものをおかしいとおもってよい。凝り固まったそれを楽に生きるために正していこう。